LGを勝利に導いた3ラン！復活のパク・ドンウォン「投高打低でも、この打率なら十分だよね」

劇的な逆転3ラン―パク・ドンウォンがLGを救う

みなさん、たった一振りで野球の流れが変わる瞬間を見たことがありますか？2025年6月27日、LGツインズのベテラン捕手パク・ドンウォンがKIAタイガース戦で6回裏2死1・3塁の場面、エース投手ヤン・ヒョンジョンの初球チェンジアップ（127.4km/h）を左翼スタンドへ運び、逆転の3ランホームランを放ちました。この一打でLGは再び首位タイに浮上。しかも今季15本目のアーチで、KBO全球団からホームランを記録した2人目の選手となりました。
試合後のインタビューでは「コーチのアドバイスを信じて打席に立った」と冷静に語る姿が印象的。ファンやチームメイトの熱狂が球場を包み、まさに“勝負師”の真骨頂を見せました。

2025年シーズンのパク・ドンウォン―数字で見る復活

パク・ドンウォンの2025年シーズンはまさに復活の年。6月中旬時点で打率.279、15本塁打、39打点、OPS.950近くという成績を残しています。KBOは現在“投高打低”の傾向が強く、打者にとっては厳しい環境ですが、彼の数字はリーグトップクラス。特に勝負どころでの一発は、LGの攻撃陣に大きな勢いをもたらしています。
また、全球団からホームランを放つという偉業は、今季サムスンのルーウィン・ディアスに続く快挙。数字以上に、そのタイミングとプレッシャーの中での活躍が高く評価されています。

ベンチ裏の物語―コーチとチームの信頼関係

試合後、パク・ドンウォンは「コーチの読み通りだった」と語り、チーム全体の準備と信頼が勝利のカギであることを強調しました。LGツインズは2025年、選手同士やコーチ陣の連携が抜群。特にパクのようなベテランが若手を引っ張り、チーム全体の士気を高めています。
監督のヨム・ギョンヨプも「パクのリーダーシップがチームの安定感につながっている」と絶賛。ベンチの雰囲気や一体感が、接戦をものにする原動力となっています。

6月のLGツインズ―苦境を乗り越えた反撃の月

6月のLGツインズはまさに“反撃の月”。負傷者や一時的な不調にもかかわらず、劇的な勝利を重ねてきました。パク・ドンウォンの決定打がチームを救い、6月中旬時点で44勝2分31敗と、ハンファ・イーグルスと並ぶ首位争いを展開中。
攻撃陣はパクやムン・ソンジュらが牽引し、投手陣も主力の復帰でバランスを取り戻しています。ファンの間では「今年こそ優勝！」の声が高まっています。

韓国コミュニティの反応―ファンの熱狂と分析

韓国の野球ファンは情熱的で、SNSやコミュニティ（Naver、Daum、DC Inside、FM Korea、PGR21）ではパク・ドンウォンの3ランが大反響。
ポジティブなコメントが大半で、「パク・ドンウォンこそチームの心臓！」「大舞台でこそベテランの真価」といった声が目立ちます。ネガティブ意見は少なく、主にブルペンの不安定さに向けられていました。
ネイバーやティストリーブログでは、スイングの技術やメンタル面の分析が多く、「ベテランの経験値が若手の成長に不可欠」とする意見が主流です。

文化的インサイト―韓国野球における捕手の役割

海外ファンのみなさん、韓国野球で捕手は“フィールドの司令塔”と呼ばれ、戦術や守備、チームの士気まで担う特別な存在です。パク・ドンウォンは度重なる怪我を乗り越え、全球団ホームランという偉業を達成。
“投高打低”がキーワードの今季、彼の打撃成績は一層価値が高いとされています。韓国の野球文化では、忍耐力やチームワークが重視されるため、パクのようなベテランの活躍は特に称賛されるのです。

今後の展望―パク・ドンウォンとLGの優勝への意欲

インタビューで「まだ満足していない」と語ったパク・ドンウォン。6月以降も好調を維持し、LGの優勝に貢献したいという強い意欲を見せています。
チームの結束力や選手層の厚さもあり、今季のLGツインズは最後まで優勝争いの中心となるでしょう。ファンの期待も高まる中、“パク・ドンウォン劇場”はこれからも続きます。