「なぜ?」が引き金に…ベンチクリアの真相とPonceの弁明「Im Ji-yeolに悪意はなかった」【大田インタビュー】

Jun 23, 2025
Hanwha Eagles, Cody Ponce
「なぜ?」が引き金に…ベンチクリアの真相とPonceの弁明「Im Ji-yeolに悪意はなかった」【大田インタビュー】

Ponceの歴史的10連勝、その裏で何が起こった?

皆さんは知っていましたか?2025年6月22日、ハンファ・イーグルスのエース、コディ・ポンセは、KBOリーグ史上7人目となる開幕からの10連勝を達成しました。今季16試合に登板し、1敗もせず10勝0敗。しかもハンファ球団史上初の快挙です。しかし、この記録的な夜は、予期せぬベンチクリア騒動によって色濃く記憶されることとなりました。

ベンチクリアの発端―ピッチクロックと誤解

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3回表、2アウト1塁。PonceがIm Ji-yeolに対して2球目を投げる前、テンポがやや遅くなり、主審のMoon Dong-kyunがピッチクロック違反ではないもののタイムを宣告し、速い進行を要求しました。Ponceはすぐに投球動作に入りましたが、その直後に再び主審がタイムを宣言。Im Ji-yeolがバッターボックスを離れた状態で投球が行われ、これにIm Ji-yeolが激昂。両選手が口論となり、両チームの選手がグラウンドになだれ込み、球場初のベンチクリアとなりました。

PonceとIm Ji-yeol、両者の主張と真相

事件後、キウム側は「Im Ji-yeolは主審のプレイコールがないまま投球されたことに抗議した」と説明。一方、ハンファ側は「Ponceの抗議は主審に向けたもので、Im Ji-yeolへの悪意はなかった」と弁明。Ponce自身も「自分はIm Ji-yeolが準備できていないことに気づかなかった。なぜタイムなのか主審に聞いただけで、悪意は全くなかった」と語っています。

ピッチクロックと韓国野球の文化的背景

KBOではMLB同様ピッチクロックが導入されていますが、その運用は審判の裁量に大きく依存します。特に今季はPonceへの警告が多く、韓国野球特有の「空気を読む」文化や、審判へのリスペクトが強く影響しています。海外ファンにとっては、こうした文化的背景やルール運用の違いを知ることで、KBOの独自性をより深く理解できるでしょう。

韓国コミュニティの反応―賛否両論と代表的な声

ネイバー、ダウム、ディシインサイド、FMコリア、PGR21などのコミュニティでは、事件直後から熱い議論が巻き起こりました。Ponceの冷静さやスポーツマンシップを評価する声が多い一方、審判の曖昧な進行やコミュニケーション不足を批判する意見も目立ちました。Im Ji-yeolの立場に共感するファンも多く、全体的にはPonce支持が6割、Im Ji-yeol・審判支持が4割という印象です。代表的なコメントには「野球はコミュニケーションが命。両者とも戦いたかっただけなのに、審判の判断が混乱を招いた」という声がありました。

メディア・ブログの分析とSNSの拡散

朝鮮日報、OSEN、Xportsnews、Newsisなど主要メディアは、Ponceの記録と騒動の両面を詳しく報道。ネイバーやティストリーの人気ブログでも、プレーごとの詳細な分析や、Ponce擁護・審判批判の意見が多く見られました。SNSでは現場映像やミームが瞬く間に拡散し、KBOの新たな話題となりました。

文化的インサイト―KBOでベンチクリアが意味するもの

KBOではベンチクリア自体が非常に珍しく、選手同士のリスペクトや迅速な事後対応が重視されます。今回も大きな衝突なく収束し、Ponceの即時の説明やIm Ji-yeolの切り替えが「韓国らしい」と評価されました。海外選手にとっては、単なるルールだけでなく、こうした文化やファン心理を理解することがKBO適応の鍵となります。

事件後の展開と今後への影響

騒動後、PonceはIm Ji-yeolを三振に仕留め、ハンファは10-4で勝利。連敗もストップし、Ponceは防御率1位も奪還。リーグやメディアは両選手の冷静な対応を称賛し、今後のピッチクロック運用や審判とのコミュニケーションの在り方が注目されています。KBOが国際化する中で、こうした事件がリーグの魅力や多様性を象徴する出来事となっています。

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