惜敗寸前からの逆転劇！イ・シニョンが114日ぶりにハン・ジウンと再会し、5セットで劇的勝利【ヒュオンス・チャンピオンシップ】

114日ぶりの熱い再戦と二人の軌跡

イ・シニョンとハン・ジウンはアマチュア時代に世界選手権で優勝と準優勝を飾った実績を持つ、韓国女子ビリヤード界のレジェンド的存在です。2023年にイ・シニョンが女子3クッション世界チャンピオンに輝いたのに続き、両者はプロの舞台でも熱いライバル関係を築いています。114日ぶりに迎えたヒュオンスLPBAチャンピオンシップの16強戦は、ファンからも大きな注目を浴びました。

激戦の5セットマッチで見せた驚異の逆転劇

試合はまさに最後まで目が離せない展開に。イ・シニョンは1セットを4点で落とす苦しいスタートとなりましたが、2セット目で挽回し、3セット終了時点では1-2とリードを許します。4セット目は10-10の接戦となり、ハン・ジウンがあと1点で勝利という場面でしたが、彼女が得点に失敗。そこからイ・シニョンが11-10でわずかに逃げ切り、決勝セットへ。勢いに乗ったイ・シニョンは序盤で5点を取り、8-5で勝利を収めました。

ファンの声と文化的背景

韓国の掲示板やSNSでは、イ・シニョンの精神力と冷静なプレーに称賛の声が集まりました。一方でハン・ジウンの鋭いショットも評価されつつ、惜しくも敗れた悔しさに同情的なコメントも多く見受けられました。韓国ビリヤードの文化ではこういった激しい駆け引きや逆転劇が非常に好まれ、特に女性選手の活躍や競争の高まりは競技全体の人気向上に繋がっています。

今後の展望と注目試合

イ・シニョンは8強で、同日夜に行われる16強戦の勝者であるカン・ジウンとキム・ミナのどちらかと対戦します。ハン・ジウンは惜しくも大会から姿を消しますが、今季の活躍は大きな称賛を浴びました。その他、キム・ガヨンの連覇記録が途絶えるなど波乱もあり、また新星やベテラン勢の活躍も見逃せません。2025年の韓国女子ビリヤード界はますます熱くなりそうです。