やっぱり斗山にはキャプテンがいる――3打点の梁義智「後輩たちが作ったチャンス、何としても返したかった」

雨の中の勝利――梁義智が見せたキャプテンの意地
皆さんはご存知でしたか?2025年6月24日、ソウル・蚕室球場で行われたSSGランダース戦で、斗山ベアーズの主将・梁義智(ヤン・ウィジ)が4番捕手として出場し、3打数2安打3打点の活躍でチームを5-0の勝利に導きました。この試合は6回表終了時に豪雨のためコールドゲームとなり、斗山が貴重な白星を手にしました。MLB経験もある強豪投手ミッチ・ホワイトを相手に、梁は力に頼らず、冷静なバットコントロールで2度の好機を確実に適時打へと繋げました。
数字で見る梁義智――KBOトップクラスの安定感

6月23日時点での梁義智の成績は打率.294、12本塁打、45打点、OPS.876。打率9位、本塁打11位タイ、打点10位、出塁率8位、長打率9位、OPS9位と、斗山打線で唯一リーグ上位に名を連ねる存在です。主力の不振や故障、監督交代、若手起用のリビルド期にあっても、梁の安定感がチームの屋台骨となっています。
キャプテンとしての責任――苦境を支えるリーダーシップ
2025年シーズン、梁義智は斗山で初めて主将に就任。前監督の李承燁が成績不振で辞任し、若手中心の再建が進む中、ベテランとしてチームをまとめる役割が求められています。試合後のインタビューで「後輩たちが作ったチャンス、何としても返したかった」と語るなど、若手への信頼と責任感がにじみ出ています。練習や試合での姿勢が、若手選手たちの模範となっています。
試合詳細――勝負強さが光った一戦
この日の斗山は、序盤からチャンスを作りつつも得点できない展開が続きましたが、3回に無死満塁からケイブの適時打で先制。続く梁義智が中前適時打で追加点を挙げ、4回にも2死満塁で再び中前打を放ち2点を追加。計3打点の活躍で主導権を握りました。豪雨でコールドとなるまでの6回で、斗山は9安打を集中させる効率的な攻撃を見せました。
韓国コミュニティの反応――「やっぱりキャプテン」「梁がいなければ…」
ネイバーやティストーリー、ディシインサイド、FMコリアなど主要コミュニティでは、梁義智の活躍とリーダーシップを称賛する声が約7割。「梁がいなければ斗山は崩壊していた」「キャプテンの意地が勝利を呼んだ」といった肯定的なコメントが多く、一方で「主将一人に頼りすぎ」「若手ももっと奮起を」といった厳しい意見も2割ほど見られます。全体的にはベテラン主将への信頼が厚い印象です。
文化的背景――韓国野球におけるベテランと主将の重み
海外ファンの皆さんに知ってほしいのは、韓国野球ではベテランや主将の存在が非常に重視されていること。梁義智は斗山で育ち、NCダイノスで優勝を経験後、再び古巣に戻った「帰還の英雄」としてファンの期待を一身に背負っています。KBOのキャプテンは単なる象徴ではなく、選手・首脳陣・ファンを繋ぐ重要な役割を担い、特にチームが苦しい時期には精神的支柱となります。
斗山の2025年展望――主将を中心に再建を目指す
斗山ベアーズは今季、若手起用とベテランの融合による再建期にあります。主力の不調や監督交代など逆風が続きますが、梁義智のリーダーシップがチームの安定と成長の鍵。若手捕手や投手への助言も多く、彼の存在が将来の斗山を支える基盤となっています。ファンや球団は、主将を中心とした新たな黄金時代の到来に期待を寄せています。
ファン文化と今後の注目点――梁義智がもたらす希望
韓国の野球ファンコミュニティでは、苦しい時こそ主将やベテランへの期待が高まります。「梁がいるから斗山はまだ大丈夫」「彼の一打が流れを変える」といったコメントが目立ちます。海外ファンの皆さんも、梁義智の一挙手一投足や、韓国野球における主将の役割、そしてベテランが若手を導く文化にぜひ注目してみてください。