サプライズ挑戦から給与問題で失敗したサヴィ　中国ファンは“中国に来て”と熱望

想定外の挑戦

現役引退後にアルサドやバルセロナで指揮を執ってきたサヴィ・エルナンデスが2025年秋、突如インド代表監督ポストへメール応募した話題は世界を駆け巡った。AIFFが公募した170件の応募書類の中に、あのバルサレジェンドの名前があったと判明し、SNSやNaverやTistoryのブログにも驚きの声が続出した。インドサッカーの現状を変える機会と期待する声が上がった反面、本当に応募していたのか疑う人も多かった

給与の壁

しかし話題は高額な給与問題で一変する。サヴィがバルセロナで得ていた年俸850万ドルは、AIFFの年間予算をはるかに超え、仮に大幅な減額を受け入れても現実的ではないと技術委員がコメントした。Naverの専門ブログやTistory記事では、インドがユース育成やリーグ運営に振り向けている予算を圧迫しかねない危険性が指摘され、期待と失望の間で論争が白熱した

中国ファンの熱烈な招待

このニュースが中国メディアに届くと中国ファンからは即座に中国代表監督への応募を熱望する声が飛び交った。NetEaseやWeiboでは中国のほうが支払えるはずという声やバルサスタイルを取り入れてほしいという期待が投稿され、ミームも多数拡散された。Tistoryの中国サッカーフォーラムまとめブログでも、中国サッカー協会への正式オファーを求める動きが紹介されるほど大きな話題となった

アジアサッカーへの示唆

今回の一連の出来事はアジアサッカーの現状と可能性を浮き彫りにした。大物指導者への憧れと現実の予算配分のギャップをどう埋めるかが各国にとって共通の課題となっている。インドや中国だけでなく東南アジア諸国でも議論が盛んだ。ファンとしてはレジェンド招聘への夢を捨てきれないが、持続可能な育成と財政バランスを両立させる知恵が求められている