ロッテの勝利の方程式にク・スンミンの居場所はあるのか?現役ホールド3位ベテランの価値証明が急務

Jun 20, 2025
Lotte Giants, Koo Seung-min
ロッテの勝利の方程式にク・スンミンの居場所はあるのか?現役ホールド3位ベテランの価値証明が急務

不振と復活の狭間で揺れるク・スンミンの2025年

皆さんはご存知ですか?ク・スンミンはロッテのブルペンを支えてきた現役3位のホールド記録保持者(通算122ホールド)です。しかし2025年、彼の存在感は大きく揺らいでいます。FA契約(2+2年、最大21億ウォン)を手にした今、彼に求められるのは“結果”のみ。シーズン序盤から調子が上がらず、4月には9日間で再び2軍降格を経験しました。過去の実績ではなく、今のパフォーマンスで価値を証明しなければならない立場です。

1軍復帰戦の内容とブルペン内の競争激化

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6月17日、釜山サジク球場でのハンファ戦で約40日ぶりに1軍復帰を果たしたク・スンミン。0-6で迎えた9回に登板し、1イニング無失点。最初の打者を3球三振、続く好調のムン・ヒョンビンも左飛に仕留めるなど内容は悪くありませんでした。しかし、これは勝敗が決した場面での登板。かつてはリード時の8回を任されていた彼が、今は“敗戦処理”で実戦感覚を取り戻す立場に変わっています。

2025年ロッテブルペンの新たな勝利の方程式

今季のロッテは、チェ・ジュンヨン、チョン・チョルウォン、キム・ウォンジュンの3人が勝利の方程式を担い、左打者対策にはチョン・ヒョンスがワンポイントで登板。実際、6月19日のハンファ戦でもナ・ギュナンの好投から、チョン・ヒョンス→チョン・チョルウォン→チェ・ジュンヨン→キム・ウォンジュンのリレーで勝利を守りました。ブルペン全体の層が厚くなり、“ク・スンミン頼み”の時代は終わりつつあります。

2軍降格と再起への模索

ク・スンミンは2025年序盤、5試合登板で防御率14.73と大きく崩れ、2軍での再調整を余儀なくされました。2軍では6試合2セーブ、防御率1.35と復調の兆しを見せ、最速も145km/h台まで回復。再び1軍のマウンドに戻るも、安定感や信頼はまだ十分とは言えません。チームには彼の代役となる若手や新戦力が台頭し、再び2軍降格となれば今季中の戦力外も現実味を帯びています。

ファン・コミュニティの反応と文化的背景

NAVERやDaum、DCインサイド、FMコリアなどのコミュニティでは、ク・スンミンの現状に対する意見が割れています。「もう限界なのか」「若手にチャンスを」という厳しい声が約60%、一方で「まだ必要な存在」「復活を信じている」といった擁護も約40%。韓国野球ではベテラン選手へのリスペクトが強い一方、近年はデータ重視や即戦力志向が高まり、実績だけではポジションを守れなくなっています。

韓国野球におけるベテランの価値とKBOの変化

韓国プロ野球(KBO)では、長年同じ球団でプレーするワンクラブマンやベテランへの敬意が文化として根付いています。ク・スンミンもその象徴的存在。しかし、近年は成績やデータ分析が重視され、ベテランでも結果を出せなければ降格や戦力外も避けられません。ロッテのブルペン再編は、伝統と現代野球の価値観が交錯する象徴的なケースとなっています。

今後の展望とク・スンミンのラストチャンス

ク・スンミンにとって、今季はキャリアの正念場。球速や球威は戻りつつありますが、安定感と信頼を取り戻すには結果が不可欠。キム・テヒョン監督も「次に2軍降格となれば、戦力構想から外れる可能性がある」と明言。主力の怪我が続く中、チームが3位を維持している今こそ、彼の経験と復活が求められています。

ロッテファン文化と球場の熱狂

ご存知ですか?ロッテジャイアンツのファンはKBO随一の熱狂的な応援で知られています。サジク球場の応援文化や、選手への愛情と期待は他球団と一線を画します。ベテラン選手へのリスペクトと、勝利への強い欲求が共存する独特のファン文化が、ク・スンミンの去就にも大きな影響を与えています。

まとめ:伝説の継続か、新時代の幕開けか

2025年シーズンは、ク・スンミンとロッテジャイアンツにとって大きな転機。彼が再びブルペンの柱となるのか、それとも新世代にバトンを渡すのか。ファンと球団、そして本人の覚悟が問われるシーズンとなっています。

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