3連勝を導いた決勝打!ロッテのベテラン・チョン・ジュヌ「誰も負けたくないから必死に戦う」

負傷者続出の中で光るロッテの底力
皆さんはご存じでしたか?今季のロッテ・ジャイアンツは主力選手の負傷が相次ぐ「負傷病棟」状態。それでも6月14日、SSGランダースとのアウェー戦で4-2と勝利し、3連勝を飾りました。37勝3分29敗でKBOリーグ3位をキープ。外野の主力・ファン・ソンビンは5月初旬のスライディングで指を骨折、ユン・ドンヒも太ももを痛めて戦線離脱。ジャン・ドゥソンも牽制球が脇腹に当たり肺出血で1軍抹消と、深刻な状況が続いています。
ベテランの意地!チョン・ジュヌの決勝打

4番打者として出場したチョン・ジュヌは、2回の第1打席はショートゴロ、4回は相手の送球エラーで出塁。そして1-1の6回2死1・3塁の場面、SSG先発・キム・グァンヒョンのスライダーを捉え、左中間へ勝ち越しのタイムリーヒット!さらに8回にも中前適時打を放ち、4打数2安打2打点の大活躍。チームを勝利へ導きました。
「誰も負けたくない」ベテランのリーダーシップ
試合後、チョン・ジュヌは「最初の2打席は低めのボールに反応して良い結果が出なかった。6回からは高めを意識して打席に立ち、結果が出た」と語りました。また「最近は負傷者が多いが、その穴を埋める選手たちが素晴らしい活躍をしている。誰も負けたくないから、みんな必死に戦っている」とチームの結束力を強調しました。
新戦力ガンボアの快投も勝因に
この日の先発は新外国人のアレク・ガンボア。6回を投げ7安打1失点、6奪三振の好投でチームに3勝目をもたらしました。エースのチャーリー・バーンズが負傷離脱する中、ガンボアはデビュー戦こそ苦しみましたが、その後3連勝。チョン・ジュヌも「ガンボアは実力も態度も素晴らしく、チーム文化にもよく溶け込んでいる」と高く評価しています。
釜山ファンの熱狂と韓国野球の文化
ロッテ・ジャイアンツの本拠地・釜山サジク球場は、韓国でも屈指の熱狂的な応援で知られています。オレンジ色のビニール袋を振り、独自の応援歌や方言のコールでスタジアムを盛り上げる文化は、海外のファンにもぜひ体験してほしいポイント。苦境の中でも選手を鼓舞し続けるファンの存在が、ロッテの粘り強さを支えています。
オンラインコミュニティの反応:期待と不安が交錯
ネイバーやダウム、ディシインサイド、エフエムコリアなど韓国の主要コミュニティでも、ロッテの3連勝とチョン・ジュヌの活躍に称賛の声が多数。「キャプテンがやる時はやる!」「負傷者だらけでも崩れないのがすごい」といったポジティブなコメントが多い一方、「主力抜きでどこまで持つか心配」と不安の声も。全体的にはチームの粘りに希望を持つファンが多い状況です。
韓国野球とロッテの文化的背景:海外ファンへのインサイト
韓国野球は単なるスポーツではなく、地域コミュニティや伝統、そして逆境に立ち向かう精神を象徴しています。ロッテ・ジャイアンツは長年優勝から遠ざかっていますが、地元釜山のファンの熱狂と一体感は他球団にない魅力。最近は観客動員やグッズ売上も好調で、選手のキャラクターパンや限定ステッカーも話題。ロッテの歩みを知ることは、韓国スポーツ文化の奥深さを知る第一歩です。
今後の展望:連勝は続くのか?
負傷者の復帰が待たれる中、ベテランと若手の融合、そしてファンの後押しがロッテの快進撃を支えています。チョン・ジュヌは「僕たちは諦めない。一勝一勝を必死に掴みにいく」と力強くコメント。2025年のロッテ・ジャイアンツは、KBOで最も注目すべきストーリーの一つです。
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