PGS 8グループステージ1日目:DNフリークスの躍進と韓国チームの戦略分析

May 13, 2025
DN FREECS, DNF
PGS 8グループステージ1日目:DNフリークスの躍進と韓国チームの戦略分析

PGS 8グループステージ開幕:世界最高峰のバトルロワイヤル競争が始まる

クラフトン主催のPUBG:バトルグラウンドの国際大会「パブジーグローバルシリーズ(PUBG Global Series、以下PGS)8」が5月12日に中国・上海で開幕しました。この大会は世界24チームが参加する最高峰の国際大会で、5月18日までグループステージとファイナルステージに分かれて行われます。

グループステージは5月12日から14日までの3日間で実施され、24チームが8チームずつ3つのグループ(A、B、C)に分かれ、毎日2つのグループが対戦し、1日6試合、合計18試合を消化します。これらの結果に基づき、上位16チームのみが5月16日から18日までの3日間行われるファイナルステージに進出します。

韓国からは、グローバルパートナーチームであるDNフリークスとGENGに加え、国内大会で優秀な成績を収めたT1、ディバイン、ペゴパの計5チームが参加しています。総賞金額は30万ドル(約4億ウォン)で、優勝チームには10万ドル(約1億4千万ウォン)が授与されます。また、ファイナルステージ進出チームにはPGSポイントが与えられ、そのポイント累積上位4チームは年末に開催される最高権威の国際大会「パブジーグローバルチャンピオンシップ(PUBG Global Championship、PGC)2025」に進出することになります。

データトレードゲーミングが初日を制す:圧倒的なキル数で首位に

グループステージ初日となる5月12日、A組とB組の対戦が行われました。この日の最大の勝者はデータトレードゲーミング(DAY)でした。彼らは31キル、順位ポイント28点を含む合計59点を獲得し、堂々の1位に輝きました。この圧倒的なパフォーマンスにより、ファイナルステージ進出をほぼ確実にしたと言えるでしょう。

2位はナトゥス・ヴィンチェレ(NAVI)が獲得しました。27キル、順位ポイント26点を含む合計53点を記録し、彼らもファイナルステージ行きのチケットを事実上手に入れました。3位は17ゲーミング(17)で、28キル、順位ポイント18点を含む合計46点を獲得し、予定された12試合をすべて消化する前にファイナル進出有力チームの一つとなりました。

初日の試合では、各チームの戦略の違いが明確に表れました。データトレードゲーミングは積極的な攻めの姿勢で多くのキルポイントを獲得する一方、NAVIは安定したポジショニングで順位ポイントを確保するスタイルを見せました。このような戦略の違いが、今後のグループステージでどのように展開されるかが注目されます。

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韓国チームの奮闘:T1とDNフリークスの後半戦での躍進

初日の前半戦では韓国チームがやや苦戦する場面も見られましたが、後半に入ると徐々に調子を上げていきました。特にT1は5試合目で「チキンディナー」(優勝)を達成し、合計38点で5位につけました。また、6試合目で2位に入ったDNフリークス(DNF)は合計30点で9位、ペゴパは25点で12位となりました。

T1の5試合目での優勝は、彼らの戦略的なポジショニングと正確なエイムが光る内容でした。最終サークルでの冷静な判断力と、チーム全体の連携が勝利につながりました。DNフリークスも6試合目で見せた2位という結果は、彼らの粘り強さを示すものでした。

韓国チームはまだ6試合ずつ残っており、T1、DNフリークス、ペゴパの3チームすべてがさらに奮起すれば、ファイナルステージに進出できる可能性は十分にあります。特にDNフリークスは前回のPGS 7で2位という好成績を収めており、その経験を生かした戦いが期待されます。

T1の躍進:2日目に2連続チキンディナーで首位に

グループステージ2日目(5月13日)、B組とC組の対戦が行われ、T1が素晴らしいパフォーマンスを見せました。彼らは2連続でチキンディナーを獲得し、90点という高得点で全体1位に躍り出ました。これにより、T1はファイナルステージ進出を確定させ、3日目の試合を待たずして次のステージへの切符を手に入れました。

T1の2連続チキンディナーは、彼らの戦術的な成熟度の高さを示すものでした。特に2試合目では、最終サークルでの緻密なポジショニングと正確な射撃で、他のチームを圧倒しました。チーム全体の連携が素晴らしく、個々のプレイヤーの能力が最大限に発揮された試合でした。

この結果により、T1は初日の5位から大きく順位を上げ、グループステージでの存在感を示しました。彼らのこの勢いがファイナルステージでも続くかどうかが、今後の大きな注目点となります。

プロゲーマーのギア選択:T1バロラントチームのインタビューから見るeスポーツ機器の重要性

eスポーツの世界では、プレイヤーが使用する機器(ゲーミングギア)の選択が非常に重要です。T1のバロラントチームのインタビューでは、プロゲーマーたちがどのような機器を選び、どのように設定しているかについての興味深い洞察が得られました。

T1のstax選手は、「ほとんどの高性能ゲーミングギアはプロゲーマーに大きな影響を与えると思います。機器ごとに提供する強みがすべて異なるため、プロゲーマー個人によって好みも少し違うと思いますが、個人的にはマウスとマウスパッド、そしてキーボードの3つが本当に重要だと思います。特にインゲームコントロールに直接的に影響を与えるキーボードとマウス、この2つを挙げたいです」と語っています。

また、キーボードについては「ラピッドトリガー機能が含まれているかどうかをまず見ます。インゲームでとても有用だからです。そして、キーを押したときの指先の感覚というか、長時間プレイしても手が疲れず、押すことを意識しなくても押せるキーボードが重要です」と説明しています。

T1バロラントチームのメンバーは「スティールシリーズ エイペックス プロ TKL Gen 3」キーボードを使用しており、stax選手は入力ポイントを0.2mm、Ctrlキーのみ0.5mmに設定し、ラピッドトリガーは0.1mmに設定しているとのことです。一方、iZu選手は入力ポイントを0.7mm、ラピッドトリガーを0.2mmに設定しているなど、同じチーム内でも個人の好みによって設定が異なることが分かります。

このようなプロゲーマーの機器選択と設定は、彼らのパフォーマンスに直接影響を与える重要な要素であり、PGS 8のような高レベルの大会では特に重要となります。

ファンの反応と今後の展望:韓国チームへの期待と応援

PGS 8グループステージ初日の結果に対するファンの反応は様々です。韓国の主要コミュニティサイトでは、初日前半の韓国チームの苦戦に対する懸念の声もありましたが、後半でのT1とDNフリークスの躍進に多くのファンが希望を見出しています。

特にT1の5試合目でのチキンディナー獲得には「さすがT1!」「後半になって本領発揮」といった肯定的なコメントが多く見られました。また、DNフリークスの6試合目での2位という結果にも「明日以降に期待できる」「前回のPGS 7での2位の経験を生かして欲しい」といった応援の声が寄せられています。

2日目にT1が2連続チキンディナーを獲得し首位に立ったことで、韓国ファンの期待はさらに高まっています。「T1の勢いが止まらない!」「ファイナルステージでも優勝を期待」といった声が多数上がっています。

今後の展望としては、3日目のグループステージ最終日でDNフリークスとペゴパがどれだけ点数を積み上げ、ファイナルステージ進出を確実にできるかが注目されます。また、すでにファイナル進出を決めたT1が、そのモメンタムをファイナルステージでも維持できるかも大きな関心事です。

PGS 8は5月18日まで続き、ファイナルステージは5月16日から18日まで行われます。すべての試合は午後7時から始まり、バトルグラウンドeスポーツ公式YouTubeチャンネル、Chzzk、SOOP(旧アフリカTV)、NaverTVなどで視聴することができます。韓国チームの活躍に引き続き注目が集まります。

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