[SDサンアムインタビュー] チェ・ジュン起用、カン・ヒョンムーとヤザン復帰…金基東監督の『総力戦』毎試合が本当に重要だ

大胆な変化を見せたFCソウル

2025年10月26日、ソウルワールドカップスタジアムでのホームゲームでFCソウルは強い決意を示した。5位のソウルは勝ち点3を求めてほぼ主力を先発起用。ACLやリーグ戦の連戦で選手は疲れが見える中、金監督は全力で戦うことを明確にした。試合の重要性がチーム全体に伝わっていたのだ。

チェ・ジュンのミッドフィルダー起用

普段はサイドバックを務めるマルチプレイヤーのチェ・ジュンが、中盤でイ・スンモとコンビを組む戦術変更が話題に。『チェ・ジュンシフト』と呼ばれ、コンディションを落とした選手が多い中盤に新鮮なエネルギーを注入する狙いがあった。チェ・ジュンの中盤起用は初ではなく、必要に応じて柔軟に使われてきた。さすがの適応力だ。

主力の復帰と綿密なチーム運用

先月の試合で筋肉を痛めたヨルダン代表のセンターバック、ヤザンが復帰し、またミスが気になっていたキーパーのカン・ヒョンムーも先発に戻った。攻守両面で安定感を取り戻す狙いで、最後まで勝利を目指す布陣だ。また、イングランドのスター、リンガードはベンチからのスタートで試合途中に投入された。

対戦相手の警戒とファンの熱い反応

強敵・江原FCのチョン・ギョンホ監督は、ソウルが最善の布陣を見つけたと警戒。後半に文先民、リンガード、ルカスを投入し、流れを変えようと狙っていた。ファンやSNS上でも熱い議論が交わされ、金監督の采配や意気込みに感嘆の声が広がった。まさに一戦一戦が決戦だと感じさせる試合だった。