もう3度目の7連勝?冷静なキャプテン・チェ・ウンソン「1位?まだ終わっていない…浮かれる必要はない」

試合の概要と勝利への道筋
6月18日、水原KTウィズパークで行われた2025新韓SOL Bank KBOリーグKTウィズとの後半戦初戦で、ハンファ・イーグルスのキャプテンであるチェ・ウンソンが素晴らしいパフォーマンスを披露した。3打数2安打(1本塁打)3打点2得点の活躍で、チームを5-0の勝利に導き、今シーズン3度目となる7連勝を達成。
この勝利により、ハンファは53勝33敗2分け、勝率.616という好成績を記録し、リーグ首位の座を維持している。後半戦のスタートを飾る重要な一戦で、チェ・ウンソンの冷静な判断と確実な打撃が光った。
序盤の得点シーンとチャンス作り

2回表、KTの先発投手オ・ウォンソクを相手に先頭打者として打席に入ったチェ・ウンソンは、ストレートでの四球を選んで出塁。続くイ・ジニョンの四球、ハ・ジュソクの犠牲バントで3塁まで進塁し、チェ・ジェフンの打席時に出た遊撃手のエラーを突いてホームインし、チームの先制点を挙げた。
この積極的な走塁と状況判断の良さは、まさにベテランキャプテンらしいプレーであり、チーム全体の士気を高める効果的な先制点となった。
2アウト後の重要な適時打
3回表、ハンファが2-0でリードした場面で、ノ・シファンが2塁打を放った後の2アウト2塁の場面。チェ・ウンソンはカウント2ボールから3球目のチェンジアップを捉え、左前への適時打を放って2塁にいたノ・シファンをホームに送り込んだ。
この場面でのチェ・ウンソンの集中力は特筆すべきもので、「2アウト後の得点はチーム全体の雰囲気を良くすることができるため、より集中して打った」と試合後に語っている。
決定的な2点本塁打でゲームセット
5回表、ハンファが3-0でリードした2アウト1塁の場面で、チェ・ウンソンは今日のハイライトとなるプレーを見せた。カウント1-1から3球目の130km/hのチェンジアップを狙い撃ち、左翼スタンドを越える2点本塁打を放ったのだ。
これがシーズン15号本塁打となり、5-0と点差を広げたハンファは勝利組投手陣を投入し、無失点でそのまま勝利を掴んだ。この本塁打は、7月に入ってから既に4本塁打を記録している好調な打撃の象徴でもあった。
キャプテンの冷静な視点と哲学
試合後のインタビューでチェ・ウンソンは笑顔を見せながら、「後半戦初戦で勝てて気分が良い。良いタイミングで打とうとした結果、本塁打が出た。心では200本でも打ちたいが、狙って打ったことはない」と謙虚にコメント。
1位について聞かれると、「まだ終わったわけではなく、過程の中にある。良い雰囲気であることは確かだが、浮かれる必要はない。一試合一試合をトーナメントだと思ってここまで来た。監督からも最後まで同じ心持ちでやってほしいと言われている」と冷静な姿勢を示した。
シーズン3度目の7連勝の意義
今回の7連勝は、ハンファにとってシーズン3度目となる快挙だった。前半戦には8連勝と12連勝という長期連勝も経験しており、チームの成熟度が表れている。
チェ・ウンソンは「まず自信がついたと思う。タイトな試合を解決する姿が違う。作戦を遂行することを見ても、昨年は未熟だったり不安に見えたりしたが、今は信頼が生まれている。うまく解決してくれるという確信がある」と分析している。
韓国野球コミュニティの反応
ネイバーや韓国の野球フォーラムでは、チェ・ウンソンのリーダーシップとチームの深さに対する称賛の声が相次いでいる。特にネイバースポーツでは、クラッチヒッティングに対する肯定的なコメントが批判を4対1で上回っており、DCインサイドではブルペンの安定性を評価する声が多い。
代表的なコメントには「チェ・ウンソンが再び証明した、なぜ彼がこのチームの心臓部なのかを—冷静で、タイムリーで、一貫している」というものがある。しかし、少数派として、対戦相手が競争を激化させる中でイーグルスが集中力を失うのではないかという懸念もある。
国際ファンのための文化的背景
海外のファンにとって、KBOのモメンタム重視のファン文化を理解することは重要だ。韓国のファンは「連勝エネルギー」を祝い、勝利が全国的な興奮を煽る—満員のスタジアムやソーシャルメディアでのバイラル現象に見られる通りである。
ハンファの長く待ち望まれた躍進は深く響いている:このクラブは6月まで30年以上単独首位を維持していなかったため、すべての勝利が歴史的瞬間となっている。重要なプレー後の「대~한민국」(「テーハンミングク」)のような地元の応援歌を取り入れることで、スタンドの韓国サポーターとつながることができる。
今後の展望とチームの課題
後半戦により深く入り込むハンファにとって、キャプテンは一貫性を強調している:「一試合ずつプレイし続ける。毎日ベストを尽くせば、これまでのように勝利が積み重なっていくと思う」。
チェ・ウンソンが打線を支え、この連勝期間中に無傷のブルペンを持つイーグルスにはモメンタムがある—しかし彼が皆に思い出させたように、シーズンはまだ終わっていない。絶対的な強さを見せる「ワシ軍団」の今後の戦いに注目が集まる。
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