ベテラン兵たちが去った！金泉尚武に再び吹き込む主力争いの熱気

ベテランの大量離脱がもたらした新時代の幕開け

皆さんはご存知でしたか？2025年6月、金泉尚武では12人ものベテラン選手が一斉に除隊し、チーム編成が大きく変わりました。主力の大量離脱により、若手や新戦力が一気に台頭。6月14日のポハン・スティーラーズ戦では、見事1-0で勝利し、選手たちは国軍体育部隊長・チン・ギュサン氏に敬礼を捧げました。この光景は、軍チームならではの団結力と新たな挑戦の始まりを象徴しています。

主力争いの激化と新戦力の台頭

ベテランが抜けたことで、これまで出場機会に恵まれなかった選手たちが一気に主役へ。イ・ジュヒョンは1年2ヶ月ぶりにKリーグ1のピッチに立ち、4月入隊のチョン・ビョングァンやパク・セジンら新兵もデビューを果たしました。監督のチョン・ジョンヨンも当初は新顔に大きな期待はしていませんでしたが、彼らの予想以上の活躍により、チームの不安は一気に払拭されました。

監督の戦略とチームの新たな結束

主力の大量離脱による危機を、チョン監督は柔軟な戦術と大胆な起用で乗り越えています。若手中心のラインナップを組むことで、競争意識が高まり、チーム全体の士気も上昇。ブログやニュースでも、選手たちのモチベーションや緊張感が伝えられています。監督は「これまで出場機会が少なかった選手がしっかり準備してくれた」と語り、今後の新戦力にも大きな期待を寄せています。

ファン・コミュニティの反応：期待と不安が交錯

ネイバーやティストーリー、ディシインサイドなど韓国主要コミュニティでは、金泉尚武の新体制に対して約70％が前向きな意見を示しています。「これぞ尚武の精神！スターはいなくてもチームワークで勝つ」という声が多い一方、約30％は経験不足やシーズン後半の体力面を懸念するコメントも。ポハン戦の勝利で一時的に批判は収まっていますが、今後の安定感が注目されています。

軍チームならではの文化とKリーグでの存在感

金泉尚武は韓国唯一の軍チーム。兵役義務でメンバーが常に入れ替わるため、個人のスター性よりも組織力や適応力が重視されます。こうした独自の文化は、韓国サッカーの中でも特異な存在感を放ち、ファンの誇りにもなっています。2025年も地域協約が延長され、Kリーグ1での戦いが続くことが決定しています。

キャプテン・キムスンソプの覚悟と今後の展望

主将キム・スンソプは昨年4月の入隊前まで主力ウィングとして活躍していましたが、今季は17試合2ゴール1アシストと完全復活。ポハン戦からはキャプテンマークを託され、「除隊組の穴を感じさせないよう全力を尽くす」と決意を語りました。6月17日現在、8勝4分6敗で中上位をキープし、2年連続グループA進出も現実味を帯びています。新戦力とベテランの融合が、今後の金泉尚武のカギとなるでしょう。