元マンUの有望株メジュブリ、試合中にリーズ・ファンへ唾吐き疑惑で波紋

トゥーフ・ムーアでのトラブル

2025年10月19日に行われたプレミアリーグのバーンリー対リーズ・ユナイテッド戦で、後半に交代でピッチに入った中盤のハンニバル・メジュブリが、敵地のリーズファンに向かって唾を吐いた疑いが持たれている。この件は現地のリーズファンからの指摘を受けて発覚し、ランカシャー警察はバーンリーと協力して事実関係の調査を進めている。FAも公式発表こそしていないものの、内部調査を開始した状況だ。プレミアリーグにおいて、選手から観客への唾吐き行為は極めて重大な問題視されており、メジュブリの今後に大きな影響を及ぼす可能性がある。

波乱含みの性格とこれまでの経歴

メジュブリはマンチェスター・ユナイテッドのユース出身で2020-2021シーズンにトップチームデビューを果たしたが、その激しい性格からしばしば問題行動を起こしてきた。セビージャFCへのレンタル時にもデビュー直後に警告を受けたほか、チームメイトとのトレーニング中の衝突などで話題になった。バーンリーでも先日、リバプール戦で不注意なプレーがペナルティキックを招きチームの敗北を招くなど、情熱的な反面、コントロール不足が指摘されている。

ファンとコミュニティの反応

韓国のネイバーやティストリー等のオンラインコミュニティでは、メジュブリの問題行動に対して厳しい声が多い。尊敬を欠いた行動に失望するという意見が大半であり、彼の振る舞いがチームのイメージや雰囲気に悪影響を及ぼすことを懸念する投稿も多い。一方で、若手選手に対する過剰なプレッシャーや環境の厳しさを指摘し、彼の情熱的な気質に理解を示す声も散見される。

英国サッカー文化と処罰の枠組み

イングランドのサッカー界では、選手とファンの間に尊重が求められており、唾吐きなどの行為は非常に重く見られている。FAと警察の共同調査はこうした行為に対する厳正な姿勢を示しており、有罪となれば罰金や出場停止など厳しい処分が下される可能性が高い。この事件はプロとしての振る舞いとスポーツマンシップの重要性を改めて浮き彫りにし、今後の彼のキャリアにとって重要な転機となるだろう。果たしてメジュブリはこの試練を乗り越えられるのか、注目が集まっている。