KTウィズのペ・ジェソン、軍除隊後初登板!KIAタイガース戦で見せた復活の3⅓イニング2失点

待望の復帰!ペ・ジェソンがKTウィズのマウンドに帰ってきた
みなさんはご存じでしたか?KTウィズの右腕ペ・ジェソンが2025年6月19日、KIAタイガース戦でついに1軍復帰を果たしました。兵役を終えたばかりの彼は、わずか2日後に1軍登録され、いきなり先発マウンドに上がるという驚きの復活劇を見せました。指揮官イ・ガンチョル監督もブルペンでの投球を高く評価し、ペにローテーションの一角を任せる決断を下しました。この復帰は単なる数字以上のストーリー性を持ち、韓国プロ野球選手が直面する兵役とキャリアの両立という現実を象徴しています。
試合詳細:3⅓イニング2失点、復帰戦で見せた光と課題

ペ・ジェソンはKIAタイガース打線を相手に3⅓イニングを投げ、被安打2(うち1本塁打)、与四球1、奪三振4、失点2という内容でした。1回裏はイ・チャンジン、パク・チャンホを連続三振、ウィズダムを三塁フライに仕留め、見事な立ち上がりを披露。しかし2回裏、ベテランのチェ・ヒョンウにスライダーを捉えられ、右翼スタンドへのソロホームランを浴びます。その後は落ち着きを取り戻し、3回裏も無失点で切り抜けました。4回裏、先頭のウィズダムに二塁打を許し、続くチェ・ヒョンウを二塁フライで打ち取った後、リリーフのチェ・ヨンジュンにバトンを渡しました。最終的にペの投球数は52球、後続の失点で自責点は2となりました。
KTウィズ投手陣への影響と今後の展望
ペ・ジェソンの復帰は、先発陣の厚みを増す大きな要素です。2024年にはトミー・ジョン手術を受け、今年4月末から2軍で調整を重ねてきましたが、1軍復帰後も球速は最速151km/hと健在。エースのソ・ヒョンジュンや外国人投手のキューバス、ウェイドとともに、KTのローテーションは6人制で運用される見込みです。監督陣はペの投球数を徐々に増やし、シーズン後半に向けて本来のスタミナと制球力を取り戻すことを期待しています。
兵役と韓国野球:海外ファンが知るべき文化的背景
韓国では全ての男性が約19ヶ月の兵役義務を負い、オリンピックやアジア大会でメダルを獲得しない限り免除されません。ペ・ジェソンのような選手は軍体育部隊(尚武)でプレーしながら調整しますが、1軍レベルへの復帰は決して簡単ではありません。兵役によるキャリアの中断は、選手の成長やコンディション維持に大きな影響を与えます。韓国野球ファンにとって、兵役から復帰する選手の物語は「国と野球への忠誠」を象徴する特別なものです。
コミュニティの反応:ファンの期待と現実的な評価
ネイバー、ティストーリー、DCインサイド、FMコリア、PGR21など韓国の主要コミュニティでは、ペ・ジェソンの復帰に約60%が好意的なコメントを寄せています。「球威は健在!」「ローテーションが強化された」といった期待の声が多い一方、「まだ制球が不安」「完全復活には時間が必要」といった慎重な意見も約40%見られます。全体としては、希望と現実的な評価が入り混じるKBOファンらしい空気感が漂っています。
ペ・ジェソンのキャリア:苦難と挑戦の連続
ペは2015年にロッテ・ジャイアンツから指名され、2017年にKTウィズへトレード。2019年以降は先発陣の柱として活躍し、毎年100イニング以上を投げてきました。しかし制球難や肘の故障で2024年には手術を受け、復帰までの道のりは平坦ではありませんでした。2軍での成績はまだ万全とは言えませんが、2025年の1軍復帰は新たな挑戦の始まりです。
韓国野球の兵役ストーリーが持つ意味
海外ファンにとって、兵役とスポーツの両立は韓国スポーツ界特有のドラマです。突然のキャリア中断、復帰後の苦労、そして再びファンの前に立つ姿は、単なる成績以上の感動を呼びます。ペ・ジェソンのような選手の復活は、韓国野球の文化やファンの情熱を深く理解するための重要な鍵となるでしょう。
今後の注目ポイントとKTウィズの行方
今後数試合でペ・ジェソンがどこまでスタミナと制球力を戻せるかが、KTウィズのプレーオフ進出に直結します。ベテランとしての経験と精神力がチームのXファクターとなるか、2025年KBOシーズン後半の大きな見どころです。彼の復活ストーリーは、今季のKBOリーグで最も注目される話題の一つとなるでしょう。
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