代表チームは証明の場――イ・ホジェが初選出、4代目父子代表の夢は叶うか？

イ・ホジェ初の韓国代表選出――家族の夢と誇り

皆さんはご存知でしたか？ポハン・スティーラーズのストライカー、イ・ホジェがついに韓国代表に初選出されました。7月開催のEAFF E-1サッカー選手権（東アジアカップ）に向けて23人の代表メンバーが発表され、イ・ホジェは父イ・ギヒョンに続く“4代目父子代表”誕生の期待がかかっています。家族の夢を背負い、彼は今、韓国サッカーの歴史に新たな1ページを刻もうとしています。

成長の軌跡――苦難を乗り越えたエース

2021年にポハンへ加入したイ・ホジェは、デビュー年から15試合2得点と着実なスタートを切りました。年々成長を続け、2024年には27試合9得点5アシストでキャリアハイを記録。しかしシーズン終盤に足首を負傷し、二桁得点の目標には惜しくも届きませんでした。それでも2025年は19試合8得点1アシストと復活。Kリーグでも若手有望株として注目を集め、6月には月間最優秀若手選手賞も受賞しています。

代表初選出の意義――韓国サッカー文化と父子の系譜

韓国サッカー界では、父子で代表に選ばれることは非常に名誉なこと。過去にはキム・チャギ＆キム・ソクウォン、チャ・ボムグン＆チャ・ドゥリ、イ・ウルヨン＆イ・テソクの3組のみ。イ・ホジェがピッチに立てば、史上4組目の父子代表となります。韓国では家族や血縁の繋がりがスポーツでも重視され、ファンもこの“親子の夢”に特別な感情を抱いています。

EAFF E-1選手権2025の展望――国内組中心の布陣

今回の代表はKリーグを中心に構成され、海外組のソン・フンミンやイ・ガンインは招集外。日本、韓国、中国、香港の4カ国が7月7日から16日まで韓国で戦い、韓国は2大会ぶり6度目の優勝を狙います。ポハンからはイ・ホジェのほか、パク・スンウク、イ・テソクも選出。クラブの育成力が改めて評価されています。

ファン・コミュニティの反応――期待とプレッシャー

ネイバーやティストーリーブログ、ディシインサイド、PGR21など韓国の主要コミュニティでは、イ・ホジェの代表選出に約8割が好意的な反応。“努力が報われた”“父の背中を追う息子に感動”といった声が多く、一方で“代表でこそ真価が問われる”という厳しい意見も。家族の物語に共感しつつ、ピッチでの証明を期待するファン心理が浮き彫りです。

イ・ホジェ本人のコメント――責任感と証明の覚悟

「代表チームは証明の場だと思う。緊張よりも責任感と誇りを持って、良いプレーを見せたい」と語るイ・ホジェ。幼い頃からの夢だった代表入りに、彼は家族やサポーターへの感謝とともに、ピッチで自分自身を証明する覚悟を示しました。父イ・ギヒョンも「息子の努力を誇りに思う」とコメント。親子での代表出場に韓国中が注目しています。

今後の展望――新たな歴史の幕開けか

7月7日の中国戦でデビューが期待されるイ・ホジェ。もしゴールや活躍を見せれば、韓国代表の新たなエースとして定着する可能性も。父子4代目の夢は、韓国サッカーの伝統と未来を繋ぐ大きな物語。ポハン・スティーラーズの快進撃とともに、イ・ホジェの挑戦はこれからが本番です。