危機のロッテを支えるキム・ミンソン、巨人の力を信じる…「残りシーズンも期待できる」【仁川インタビュー】

ベテランの輝き
2025年6月14日、仁川のSSGランダースフィールドで行われたKBOリーグのSSGランダース戦で、ロッテ・ジャイアンツの内野手キム・ミンソンが5番打者兼3塁手として先発出場。4打数2安打1本塁打2打点の活躍で、チームの4-2勝利に大きく貢献した。
試合序盤、2回表1死無走者の場面で、SSGの先発投手キム・グァンヒョンの144km/hの速球を完璧に捉え、左中間スタンドへ飛距離120mの先制ソロホームランを放った。この一打が試合の流れを引き寄せ、ベテランとしての存在感を示した。
苦難を乗り越えた復活の道

キム・ミンソンは2007年にロッテでプロキャリアをスタートし、2010年にネクセン(現キウム)へトレードされた後、14年ぶりに2023年シーズン終了後にLGツインズからロッテへ復帰。しかし、2024年は35試合で打率.200、2本塁打8打点と低迷し、後半戦には1軍登録を外れ2軍で過ごす苦しい時期を経験した。
2025年シーズンも1軍春季キャンプに参加できず、若手内野手の台頭により出場機会が限られたが、2軍での地道な調整の成果もあり、3月28日に1軍昇格。5月末には一時2軍に降格したものの、直近4試合連続安打と復調の兆しを見せている。
負傷者続出のチームを支える存在
ロッテは外野手ユン・ドンヒ、ファン・ソンビン、チャン・ドゥソン、内野手ナ・スンヨプの主力4選手が負傷離脱中で、チームは苦境に立たされている。そんな中、ベテランのキム・ミンソンが後輩たちを励まし、チームの雰囲気を下げないよう尽力している。
彼は「負傷者が多いとチームの雰囲気が乱れやすいが、ベテランが方向性を示し選手を支えれば、多少の揺らぎは防げる」と語り、難しい試合を勝利で終えたことでチームに自信が生まれ、残りシーズンへの期待感を示した。
ホームランの裏話と謙虚な姿勢
ホームランについては「運が良かった」と振り返り、前の打者であるチョン・ジュヌの初球での微妙なアウトが相手投手キム・グァンヒョンを攻撃的にさせたことが的中したと語った。続く打席では力なく凡退したものの、相手投手の実力を認めつつ「ホームランは運が良かった」と笑顔で話した。
経験からくるチームへの思い
シーズン中には予期せぬ変数が起こることを踏まえ、「負傷者が出たときに良いプレーを見せる選手が必ずいる。誰かにとってはチャンスだ。そのチャンスを掴まなければならない」と強調。さらに「これ以上負傷者が出ないことを願う」とチームの健康を願った。
今後の展望とチームの目標
ロッテは現在、負傷者続出の中でも3連勝を飾り、チームは上位争いに踏みとどまっている。キム・ミンソンの存在は精神的支柱として大きく、彼の活躍が残りシーズンの勝利に繋がることが期待されている。
彼自身も「厳しい試合を勝利で終えれば自信になる。残りのシーズンも楽しみだ」と語り、チームの未来に明るい展望を持っている。
まとめ
ベテランとしての誇りと責任感を持ち、苦しい状況の中でチームを支えるキム・ミンソン。彼の活躍はロッテ・ジャイアンツの今後の成績に大きな影響を与えるだろう。負傷者が続く中でも、彼の存在がチームに安定感と希望をもたらしている。これからのシーズン、さらなる活躍に期待が集まる。
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